tag:blogger.com,1999:blog-75179827086025399312024-03-14T04:08:34.433+09:00Unknownnoreply@blogger.comBlogger66125tag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-13831814269887236482013-06-01T09:00:00.000+09:002013-06-12T19:42:16.087+09:00BLOGリニューアルのお知らせ
* BLOGリニューアルのお知らせ *
これまで本BLOGをご愛読いただきありがとうございます。
2年近くBLOGをお休みしておりましたが、
この度アドレスと名前を変えて
BLOGを再スタートする運びとなりました。
CREMA*CREMOSSO
CREMA(クレマ)はクリームのこと、
CREMOSSO(クレモッソ)はクリーミーな泡のこと。
ひと、こと、もの、たくさんの出会いによって
ふつふつと生まれる日々の泡を
できるだけ拾ってゆきたいと思います。
これからもよろしくおねがいします。
CREMA 勅使河原加奈子
Je vais reprendre enfin mon blog au bout de deux ans de silence.
Voici la nouvelle adresse.
http://Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-76253349778465751822011-12-31T22:00:00.011+09:002012-01-05T19:48:36.128+09:00Une devise pour 2012
多くのみなさんが感じているように、2011年は多難な一年でありながら、今まで気がつかなかったことに気がついた年でもありました
3.11のその瞬間、私は来日中だったパン職人エリック・カイザーさんのインタビューの通訳中でした「パンは地球の人口半分以上を養うもの…」そんなお話を聞いている最中にこれまで感じたことのない激しく大きな揺れが突然やってきたのです。
地下鉄が止まり行き場を失った人々がふきだまりのように溜まる日本橋の店舗で、エリック・カイザー・ジャポンの木村社長はスタッフに指示を出しました。「今仕込んであるパンは全部焼け!」釜から次々焼き上がるパンが手から手へと渡ってゆきます。フードというカタカナをまとってファッションとなった食べ物、私がマーケティングやプランニング、PRの仕事の対象としているもの。わかっているつもりでしたが、食べ物は命をつなぐ尊いものと心から実感した瞬間Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-10291854369518903882011-08-08T20:36:00.023+09:002011-08-08T22:47:09.570+09:00Tournant la page
季節はめぐり、大好きな夏も盛りとなるころ、気がついたら何年も前から家にある名前も知らない植物にこんなすてきな花が咲いていました。風船がはじけるようにパン、パンと咲いた小さな花は肉厚でビロードのよう。数ミリの大きさのひとつひとつの花は、よく見るとバランスの取れたデザインとすてきな色のグラデーション。10日以上咲き続け、私の目を愉しませてくれました。いったい何のために誰がデザインしたのか…それぞれの種に固有の花々、植物のダイバーシティー。大小にかかわらず、自然を前にするとわたしたちは畏れを抱かずにはいられません。
自然のまっただ中に夢を実現してしまった夫婦がいます三ツ星シェフミッシェル・トロワグロとマリー=ピエール夫妻。「絵に描いたような完璧な田舎」とパリジャンが賞賛するイゲランドという場所は、リヨンの北西、ロワール川の源流に近いブリオネと呼ばれる丘が幾重にも重なって見える地方にありますUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-70275520948270719442010-11-19T06:53:00.036+09:002010-11-20T17:21:42.503+09:00Plus au sudすべては那覇から届いた一本のメールで始まりました私が沖縄の仕事をしていた頃からお付き合いのある砂川聖子さんというすてきな女性からのメール。砂川さんはソムリエールでありながら国際プロトコールの先生。さらに企業の人材育成のお仕事もされてます。その砂川さんが今度は八重山諸島専門の旅行会社の顧問になられたというではありませんか。でも八重山諸島って…? そうなのです。八重山という名の島は存在しません。。実は石垣島、西表島、竹富島、小浜島、黒島、波照間島、鳩間島、与那国島、新城(あらぐすく)島など有人9島を中心とする沖縄本島より南の一連の島々、沖縄本島ともちょっと異なる文化的なアイデンティティを持っている一地方のこと指します。小さな島々が遠くから 見ると幾重にもかさなって見れるからそう呼ばれるようになったとか。ミシュラン観光ガイドで三ッ星の景観地にセレクトされた川平湾から海を見ると、なるほど八重山…Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-31269758528345177422010-10-17T14:59:00.009+09:002010-10-17T15:15:00.292+09:00Wasabi en France...フランス生まれのオーガニックわさびみずみずしく美しい緑色のペースト、フランスで初めて栽培に成功した本わさびです。フランスの三ッ星、二ツ星シェフたちに、粉わさびやチューブ入りわさびではなく、日本原種の植物としての“わさび”(Wasabia Japonica)を知ってもらおうと名古屋に本社のある金印わさびさんからコーディネートを依頼されたのは2005年のことでした。シェフと農家さんの協力のもとブルゴーニュからロワール、ボルドーまでフランスの各地5カ所に種を蒔き苗を植えました。でも日本と土壌も気候も違うこと、嵐に遭ったり、猛暑にやられたり、なめくじに食べられたりと失敗が続く中、ついに昨年10月に収穫できたのが、リヨンの南、ロアンヌの三ッ星レストラン「メゾントロワグロ」のオーナーシェフ、ミッシェル・トロワグロ氏とビオ(有機栽培)の生産者ブリュノ・シュエッツェルさんチーム。正真正銘フランスで初めてUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-65661930752544430302010-07-19T12:43:00.012+09:002010-07-19T13:04:36.469+09:00Ossaraï気がついたら2010年も折り返し地点!今年前半の仕事を駆け足で振り返ってみたらこんなステキな作品を見逃していました…。日本を代表する工芸硝子メーカーSUGAHARAの新作発表会(2月開催)で発表の世田谷のパティスリーFraoulaの桜井修一シェフとのコラボレーションをコーディネート。そして誕生したガラスのクロカン・ブッシュスタンドです。クロカン・ブッシュとは小さなシューを飴で固めてヌガーを組み立て円錐状に積み上げる、フランスの婚礼には欠かせない伝統的なウエディングケーキ。しかし悲しいかな湿気の多い日本では飴やヌガーが溶けてシューが落ちてしまったりとアクシデントのもとであるため、作られる機会が少ないのです。そこで「ガラスでクロカン・ブッシュスタンドを作れないか…」と桜井シェフ。千葉県東金市にあるSUGAHARAのガラス職人とシェフが何度もやり取りし、このような形になりました。マカロンを飾れUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-34335280781424482992010-05-24T20:15:00.007+09:002010-05-24T21:18:01.058+09:00Primeur 2009シャトー巡りはお寺巡りに似ているボルドーのシャトー(ワイナリー)を訪問しながらそう思いました。というのも、京都の小さな塔頭を回っていると、ふとしたディテールにご住職の趣味を感じとれるのと同様に、ひとつ一つのシャトーの設えや趣味が、まったく異なっているからです。薄暗い荘厳な地下のセラーを当時のままにしているシャトーもあれば、モダンアートギャラリーに改装したシャトー、ディズニーランドのアトラクションさながら照明と演出でスペクタルな空間に甦らせるシャトーなど。同様に、そのワインのスタイルやワイン作りのフィロソフィーも様々で比較するのは楽しいものです。4月フランス出張中に、ボルドーで五大シャトー含む18シャトーを訪れ、類い希な当たり年と今から期待がふくらむ2009ヴィンテージのワイン(まだ樽で熟成中)を味わう幸運に恵まれました。2009年のヴィンテージがなぜすばらしいのか?それはまず恵まれた天候Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-35180325329723747842010-03-31T20:42:00.006+09:002010-04-05T00:16:27.533+09:00Rhapsody in Shanghaiこんにちは上海ワインのリサーチで上海へ行ってきました。なんと30年ぶりです。そのときは船で行ったのですが、まるで別の国になったかのような現在の上海にすっかり浦島太郎です。世界一の高層ホテル「パークハイアット上海」に泊まってみました。私の浦島太郎ぶりは、現在を通り越して未来にまで行ってしまったようです。「パークハイアット上海」は、通称“栓抜きビル”と呼ばれる101階建ての上海環球金融中心(ワールドファイナンシャルセンタービル)の高層階にあります。まず地上から400メートルまで数十秒で昇るエレベーターのスピードについてゆけなかったのか、ロビーに着いたときには足もとがふわ〜。窓から見下ろす、近未来的眺めを見て思い出しました。旧ロシア映画の巨匠アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」(1972年)です。当時タルコフスキーは未来の都市を描くのに、東京の首都高速、ちょうど赤坂見附あたりのトンネルUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-88079444397163524302010-02-22T06:05:00.017+09:002010-02-24T12:20:36.174+09:00Viva Cuba !8年ぶり8回目のキューバ今年、実は生まれて初めてお正月を海外で迎えました。キューバの首都ハバナです。「ブエナビスタソシアルクラブ」というCDとドキュメンタリー映画を覚えてますか?その舞台となったハバナの下町、セントロ・ハバナのSan Miguel通りで新年を祝いました。お正月の迎え方は国によって様々ですが、私が見たハバナの下町のお正月はとてもユニークでした。家族一同家に集まって(ここまでは日本と同じ)、テレビやCDからの大音響の音楽で楽しく踊り、0時の時報とともに卵を道路に投げつけ、信じられないくらいカラフルなデコレーションケーキを食べ、ラム酒で飲み明かします。リビングルームにはチラチラ光るクリスマスツリーの電飾。どこか懐かしく、切ない雰囲気…。 つい10年前まで毎年夏になると通っていた国キューバ。とにかくキューバの音楽とダンスが大好きなゆえに、到着するなり時間を惜しんで、午前ダンスUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-59599897786139866042010-02-13T18:58:00.004+09:002010-02-22T07:05:33.103+09:00A Happy St Valentine’s Day !自分で食べるもは自分で作るのが基本ですが、本当に時間がないと、冷蔵庫からいろんなものをキッチンに出して、切ったりぬったりしながら仕事をしつつワインを傾け、ひとりタパス、ということもときどきあります。今日もそんな日でした。小粒で甘い桃太郎トマト、ハーブをまっとったコルシカ島の羊乳のチーズ、クラッカー、アグー豚のリエットなど…。そしてまるかじりするのにちょっと戸惑い、ふと何も考えず切った新鮮なピーマン。切り口から中をのぞいたら、種が見えました。あたりまえと言ったらそうなんですが、こんな切り方をすることはあまりなく。そしてよく見るとチャーミングなハートの形です。そうだっ!明日はバレンタインデーなのですね。日本では女の子が男の子に告白する、もしくはチョコレートを贈る日として定着してますが、スペイン語ではel dia de henamorados (愛し合う二人の日)、つまり愛する人とロマンチックUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-28298723416065794502010-01-01T00:01:00.001+09:002010-02-28T17:04:33.380+09:00Meilleurs vœux pour l’an 2010まめに暮らす幸せあけましておめでとうございます!新年いかがお過ごしですか?子供のころにはSFの世界だった21世紀に突入してすでに10年です。1970年代はセブンティーズ、80年代エイティーズ、90年代はナインティーズ、では2000年代は何と呼ぶか?実はまだ決まっていないとか…。変化(change)がテーマだった2009年ですが、10年を節目に変わらないことって何だろう?と考えてみました。…毎日同じ場所で目覚め、同じ空気を吸い、家族や同僚に会う。「日常」とよばれるこの瞬間の繰り返しと積み重ね、この変わらない日常「日々の暮らし」こそが幸せなのかもしれません。毎年母が炊いてくれるふっくらつやつやの黒豆、「まめに暮らす」という表現があるように、おせち料理の黒豆は、「まめ」すなわち「丈夫・健康」の象徴とか。一粒ずつ豆を味わうように、もっと一日一日を大切に、そして「まめ」である幸せをもっとかみしめUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-88335801191055938562009-12-26T18:20:00.003+09:002009-12-26T18:23:18.363+09:00Bonnes fêtes !クリスマスからお正月へ…日本の年末は12月25日深夜を境にクリスマスデコレーションから一気に松飾りへと和モードに街が早変わり。これには毎年関心してしまいます。というのもヨーロッパではお正月の1月中旬までクリスマスの電飾もツリーもそのままだからです。フランスではクリスマスとお正月を合わせて、複数形のsを付けてfêtes(「お祝い」フェット)と呼びます。クリスマスはむしろ日本のお正月のようにお店もレストランも閉まって街は静寂に満たされ、里帰りをして家族とプレゼント交換。一日中家でゆっくりたっぷり食事を楽しみます。何度かフランスでクリスマスを過ごしたことがあるのですが、お正月が一足先に来てしまった感じで、東京へ戻ってからの本当のお正月がいまいち気分的に盛り上がらないのです…。クリスマスとお正月の気分でこんなポチ袋と手ぬぐいを買い求めました。何かとあわただしい年末ですが、夜の街も様々な飾りで輝くUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-45882673646224628572009-12-12T08:47:00.002+09:002009-12-16T22:51:20.589+09:00TOUT ROBUCHONやっと出ました!去る10月7日に、1年余りの時間をかけて翻訳していました「ジョエル・ロブションのすべて」が、ランダムハウス講談社さんより無事発売となりました。無事、というのもなにしろ700を超えるレシピの数、800ページを超えるぶ厚〜い本でしたので、訳し始めはよいけれど、一体いつ終わるのか…自分でも初マラソンを走っているかのような1年でしたが、多くの皆さんの応援の声に励まされてやっと日の目を見ることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして発売後多くの反響をいただき、この度増版されることになりました。日本語版の特徴は料理の写真と別冊があること!フランスで出版後、アメリカ、イギリス、スペイン各国で訳され、フランス料理のバイブルともなっている本ですが、日本語版の特徴は料理の写真と別冊があること!そうなんです。もともと写真が一枚もない本だったのです。料理の写真には流行があるので、時代のUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-90610249876622682392009-11-08T19:46:00.004+09:002009-12-18T21:05:41.832+09:00TOSA, Pays de Ryomaはじめての高知NPO「人と地域の研究所」さん主催の「山の幸創造人セミナー」に講師としてお招き頂き、初めて四国の高知を訪れました。最近増えてしまい山から下りてくる鹿たち。その肉を山の幸として捉え、豊富な高知の産物とともに商品化できないか、ということを地域の人と共に考えるセミナーです。土佐の国、高知といえば坂本龍馬!来年のNHK大河ドラマの主人公でもあります。なんと桂浜の龍馬像の横には矢倉が組まれ、龍馬さんの横顔が間近で見れるようになっているではありませんか。早速登ってみました。太平洋の大海原のその向こうに龍馬さんは何を見つめていたのでしょうか。ローカルファーストフード日曜の午前中、市(いち)が立っていると聞いて早速案内していただきました。柚子やしょうが、新鮮な野菜(安い!!)、鯖寿司(大きい!!)、色とりどりのこんにゃく玉、椎の実や“もちきび”(珍しい!!)、豆や雑穀の類、魚の干物、ふかUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-90623720069084354212009-10-12T18:39:00.007+09:002009-11-22T04:43:56.175+09:00PLEINEMENT AUTOMNEパリの秋はショコラ色「オープニングパーティーがあるからおいでよ!」とは、サロン・デュ・ショコラ出展のためにパリに向かっていたショコラティエ、フランソワ・プラリュさんからの電話。10月、出張でたまたまパリに居合わせた私は、誘われるがままにふらっと会場へ出向いてみました。 これまで新宿の伊勢丹で毎年1月に開催されるサロン・デュ・ショコラ東京には何度も通訳として参加させていただいているのですが、パリのサロンは初めて。文字通り会場に侵入してきました。いるわ、いるわ、有名シェフパティシエやショコラティエのみなさん、ピエール・エルメ、ジャン・ポール・エヴァン、クリストフ・ミシャラク…。プラリュさんを探しているうちに、オープニング恒例のショコラのファッションショー舞台裏に入ってしまいました。むせかえるような熱気とショコラの香り。ショコラティエとクチュリエ(ファッションデザイナー)がそれぞれコラボしてUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-70669673940461275602009-09-25T18:09:00.007+09:002009-11-21T19:30:17.335+09:00ジェニファーと鎌倉へインディアンサマー(小春日和)とはこんな天気のことを言うのでしょうか太陽はぽかぽかと降り注ぎ、空気はからっとクリスピー。9月の終わりNHK教育テレビ「フランス語会話」に出演中の友人、ジェニファー・ジュリアンと雑誌の取材で鎌倉近郊の野菜の畑を訪問しました。ジェニファーは自らブログも日本語でアップする強者フランス人!彼女の日本語は本当にきれいです。もちろん彼女自身もこんなにフォトジェニックなのですが。取材のテーマは「フランス流、気軽にお家でパーティー」悩まずパパっとできるフランスの家庭料理をジェニファーが披露。まずは料理の材料探しに鎌倉野菜の生産者、斉藤さん親子を訪ねて、色とりどりのにんじんを収穫しました。東京のシェフたちの間でも評価の高い鎌倉野菜は、どれも元気で濃い味。特にルッコラの力強い風味には驚きました。午後は北鎌倉の一軒家のお庭を借りて写真撮影。私はフランスから取り寄せたフロマージュUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-73192821422197453152009-09-23T17:52:00.002+09:002009-11-22T04:45:06.086+09:00秋の始まりはぶどう狩りから秋の始まりは葡萄狩りから最近、めきめき美味しくなって注目されている国産ワイン。9月の連休に甲州の葡萄畑を見学に山梨まで行ってきました。その途中で立ち寄ったオーガニックの巨峰の畑。「少ししか残ってませんが、どうぞ」と生産者さんからはさみとカゴを渡されて、木漏れ日の下で葡萄狩り。皮ごとほおばれば、ぷちっとはじけて十分に甘みを蓄えたジュースが口いっぱいに広がります。穏やかな秋の始まり…。ここ3ヶ月、いろいろな土地のおいしい収穫レポートです。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-22051887709436367602009-09-19T04:36:00.028+09:002009-09-21T02:05:00.819+09:00Rentréeボルドー、ポムロル シャトー・ル・パンの立派な松の木 今年の夏はなんとなく短かかったような… 気がついたら空気はすっかり秋に入れ替わり、空もずいぶんと高くなり、まだ夏にやり残した事が…と焦燥感にかられるこの頃です。「今年は2週間しかバカンスとれなかったのよ〜」としばらくメールのなかったフランス人のお客様からメッセージ。「2週間かあ〜(ためいき)」。年5週間の休暇が義務のフランスと比べてはいけません。というわけでバカンスから職場復帰したフランス人がモラトリアムに陥るこの時期、ざっとおさらいをしてみると実はとっても充実した夏でした。 ハートアイランド 3年ぶりに沖縄へ。足を伸ばして、石垣島から船で25分、珊瑚が隆起してできた周囲12km余りのハート型の平たんな島、牛の数の方が人より多い?黒島に行ってきました。昼はスノーケリング、夜はヤモリと牛の声を聞きながら天体ショー。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-26644908851608875402009-07-03T04:02:00.006+09:002009-07-31T23:38:23.362+09:00Un apres-midi à Pessac-Léognan冷えたロゼに限ります日本が本格的な夏に突入する前、久しぶりにフランス出張。ぶどう畑を訪問するのが今回の目的でした。訪問したボルドーのグランクリュCh.Haut-Bally(シャトー・オー・バイィ)のシャトーのテラスで、ぶどう畑を見ながらランチを頂きました。「肉を焼くならカベルネ・ソーヴィニョンの枝が一番よ」とほほえむマダム。キッチンの暖炉には大きな牛肉の塊が…。6月末のこの日外の温度は34度。こういう暑い日はほどよく冷えたロゼに限ります。えっ、せっかく偉大な赤ワインで有名なグランクリュのシャトーに来て、なんでロゼなの?と思われるでしょう。オー・ブリオンのロゼ何年か前ですが、同じペサックレオニャン五大シャトーのCh.Haut Brionに勤務する友人宅に食事に行ったときふるまわれたのがオー・ブリオンのロゼ。忘れられないエレガントな美味しさ!(注:Ch.オー・ブリオンにロゼはありません)Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-45877351992626159002009-06-06T02:46:00.001+09:002009-07-07T19:45:39.597+09:00Juin 2009 Nouvelle Caledonieニューカレドニアの秋スーパーでふと手に取ったソーセージ「えっ!これは鹿?」確かに鹿の写真です。長いレシピ本の翻訳が終わり、5日間のお休みをいただいて、ニューカレドニアに行ってきました。南の島イコール常夏と思っていたのが、南半球にあるフランス領ニューカレドニアの6月は、saison fraîche(涼しい季節)、つまり秋でした。それとは知らずサンオイルにビーチサンダル、ビキニをスーツケースに詰めて来た夏仕様の私…。ヌメアに移住した友人夫婦のおかげで気を取り直して天国に一番近い島ニューカレドニアの自然と食を発見して来ました。ニューカレドニアと聞いて鹿を思い出す方は少ないと思いますが、こちらの鹿肉は日本の蝦夷鹿とは違いもっと繊細で優しい味。ニューカレドニアのローカルなレシピ、salade du cerf(鹿サラダ)は現地の人が「ソヨ」と呼ぶ醤油で味つけした、鹿の生肉のマリネ。これが絶品なのですUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-20906330235097173992009-05-07T19:34:00.003+09:002009-07-08T21:09:16.847+09:00Flamme à Tokyoタルトは甘い?タルトと言えば甘いお菓子と思う方が多いでしょう。ではタルトフランメ(tarte flammé)をご存じですか?薄〜く伸ばしたパン生地に、チーズやオニオン、ベーコンの細切りを散らし、高温の薪窯で、炎(flamme)に撫でられるようにして一瞬で焼き上あげる、薄焼きピッツァのようなアルザスの名物、塩味のタルトのことです。アルザス語で”フラメンキッシュ“別名タルトフランベとも呼ばれ、地元では、子供のおやつ、軽食、ワインやビールのおつまみとしてポピュラーなローカルファーストフードなのです。そのタルトフランメのクリエーターとして、コルマールの近くの村、クリスマス市で有名なカイゼルベルグ(Kayserberg)に専門店Flamme & Co(なんともユニーク!”フラメンコ“と読みます)をオープンしてしまったのが、MOFシェフ、ミシュラン1つ星レストラン「ル・シャンバール」Le Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-53768122092783865772009-04-17T14:58:00.028+09:002009-04-21T10:00:12.691+09:00Bourbon pointu récolte 2009幻のコーヒー豆「ブルボンポワントゥ」ブルボンとは、もちろんフランスのブルボン王朝、ポワントゥとは““先のとがった”という意味のフランス語Pointu。貴婦人の指先のようにほっそりと細長いこのコーヒー豆を、その昔ポンパドール夫人も嗜んでいたと思うと、背筋も伸び、カップを持つ小指も思わず立ってしまいます。 3年前の発売時には30秒で売り切れたという、この幻のコーヒー豆を味わう機会を、レストランLe 6e Sens のドミニク・コルビシェフが与えてくれました。なんでもアフリカはマダガスカルの近くにある、レユニオン島でしか栽培されないという希少な豆で、コーヒー豆の原種に最も近く、ルイ14世によって見い出されたそうです。その当時レユニオン島はブルボン島と呼ばれ、特にルイ15世がこだわったこのコーヒーはベルサイユ宮殿で愛飲されていました。その後ご存じのように王制が革命Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-44576963687399735522009-02-25T12:07:00.016+09:002009-02-27T18:26:43.407+09:00Un passage de M. Serge Dubs, Meilleur Sommelier du Monde 1989「ヴァンクリーフ&アーペルのデザイナーによるもので、デュブスさんのためのオリジナル」ソムリエさんの襟元に輝く葡萄の房のバッジ、数多く見てますが、こんな素敵なデザインは初めて。そしてMSMのイニシャルの意味は… Meilleur Sommelier du Monde、つまり世界最優秀ソムリエの略!その持ち主は、アルザスの三ツ星レストラン「オーベルジュ・ド・リル」のシェフソムリエ、セルジュ・デュプス(Serge Dubs)氏。1989年度世界最優秀ソムリエのタイトルを獲得し、現在はフランスソムリエ連盟の会長、世界ソムリエ協会の副会長さんです。今回は“とてもリーズナブル&なかなかイケル”、ボルドーのジネステというブランドワインのプロモーションのために来日。大阪と福岡でテイスティングセミナーで通訳をさせていただきました。「高いワインを売ることがソムリエの仕事ではないんです。」と心強いお言葉。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-46402545196743560762009-01-11T18:43:00.022+09:002009-01-11T22:24:59.635+09:00Savoir goûter le SAKE à la française photoby:Stephanie Slama2009年のお正月、皆様どのように過ごされましたか?東京ではずっとこの季節らしい、きりっと寒い好天が続いています。松が明けてまだ間もない今週、フランコ・ジャポネなテイスティング、味な企画のご案内です。フランス人シェフ、ドミニク・ブシェと金沢の酒蔵「福光屋」さんのコラボレーション、昨年6月に新宿伊勢丹B1で開催いたしましたが、好評につき再登場です。それぞれ個性の異なるお酒に、フレンチの肴を一皿ずつ合わせます。リーデルの大ぶりな大吟醸グラスで、極上のマリアージュをお楽しみください。お買い物の合間、お仕事の帰りに立ち寄られれば、束の間ではありますが、パリと東京を瞬間往復するような不思議で素敵な時間が待っています。(Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7517982708602539931.post-17870643934601513782008-12-29T14:31:00.008+09:002008-12-29T14:44:28.379+09:00fermeture de fin d'année今年も残すところわずかとなりました。12月に入り出張先のParisでほんの一瞬でしたがシャンゼリゼのクリスマスイルミネーションを鑑賞しました。LEDの普及に伴って電飾の色も雰囲気も年々進化していることにあらためて驚きました。しかしながら、焚き火、キャンドル、月明かり…昔から夜の明かりはどこへ行っても人の心に郷愁やロマンチックなエモーションを呼び起こすことに変わりはありません。今年も世界中で多くの変動がありました。来年こそ、平和と希望が少しでも満ちあふれることを祈ります。心に灯を灯し、どうぞ温かい年末をお過ごしください。Unknownnoreply@blogger.com