2008年1月23日
冬の旅
暖冬とばかり思っていましたが、
お正月が明けてから寒い日が続いていますね。
成人の日の翌日、韓国の釜山へ発ちました。
初めての韓国、食のリサーチ、二泊三日の旅です。
案内して下さったのは日本語も堪能な釜山生まれのユンさん。
まずは港に面したジャカルチ市場の食堂へ直行、
そのあと冬の名物あんこうチム専門店へ。
チムとは蒸し煮のこと、
中サイズを頼んだらどか〜んと大きなお皿が!
さらに蟹とタコがトッピング。
すごいボリュームです。 辛い、おいしい、美味しいけど辛い…
韓国ではどこのお店でも気前よくキムチ、
生のにんにくと青唐辛子(辛味噌でディップ)、煮豆やのり、ナムルなど突き出しがおかわり自由でいくつも登場します。
また料理毎に専門店があり、
サムゲタンならここ、石焼きピビンバならあそこ、
とみなさん上手に使い分けています。
はしごもありです。
おばちゃんが元気なのがアジアの共通点
そして人気なのが屋台。
車の往来のない通りの真ん中にたくさんあります。
おでん、てんぷら、焼き餃子、水アメを使ったトッポキ、
カボチャの種をまぶして食べる揚げ菓子「ホット」、
市場には茶のスタンド、お汁粉屋さん、チヂミとジャン(韓国風ピカタ)屋さんがあり、夜になるとさらににぎわいが増します。
「ごはん食べた?」が挨拶代わりの国と聞いていましたが、
食が生活の中心であることを肌で感じました。
釜山はソウルに次ぐ第二の都市ですが、
「言葉も文化もソウルとはちょっと異なる」とユンさん。
日本なら
釜山は大阪のような存在。
そのせいでしょうか、安い靴や服屋さんと食べ物屋さんが軒を連ねる様に、大阪のみなみ辺りにいるような錯覚を覚えました。
よく知っているような定番の品も本場で味わうと発見があります。
水と牛の骨だけでとったコムタンの出汁はミルクのように白く、
カクテキの大根は固くしまった食感。
水キムチは水は天然の乳酸飲料、
漬け物を食べるだけでなく汁まで飲むと本当においしい!
自家製のシッケ(ライスジュース)は米のでんぷんの甘みがやさしく、
味噌には砕いた大豆がいっぱい、ねぎやニラ、ほうれん草は小さくて油とのなじみがよく、気がつくとたくさんの繊維、野菜をバランスよく食べていることになり、
朝から夜まで食べ続けた文字通り食い倒れの2日間でしたが、カプサイシン効果でしょうか、体重も増えず、
韓国料理はヘルシーであることを体験しました。
チャーミングな形の韓国のバラ菓子たち。
スコップでざくっとすくって量り売り。
どこか懐かしい昭和な趣。
●●●
CREMA