2007年11月10日

< Fromages.com > Degustations.......



2002年から、社長のマークが来日の度に開催してきましたフロマージュ・ドット・コムのチーズテイスティングイベント。去年からチーズ熟成士のエリックもいっしょに来日し、大阪、京都、岡山そして東京をまわりながら今年もおいしいマリアージュをたくさんの皆さまに楽しんでいただきました。
写真と共にご報告します。

*フロマージュ・ドット・コムは厳選したチーズ(フェルミエと呼ばれる家畜を飼っている農家産チーズが中心です)を仕入れ、チーズ熟成士が熟成を仕上げ、インターネットでオーダーを頂いて世界中に食べ頃のおいしいチーズをお届けするオンラインチーズショップです。今ならボジョレヌーボーセットがおすすめです。クリスマス、年末にかけて特別なチーズ(マスカルポーネと黒トリュフのスライスをサンドした“クローミエ・オ・トリュフ”など)も続々登場します!)



 ●大阪●
本町の MARCHEさんにて。
森の下草の香り、ねっとりクリーミーなサンネクテール(生乳から作られます)、ふくよかなブルゴーニュ赤にあわせたウォッシュタイプのラミ・ド・シャンベルタンなどが参加されたみなさまをうならせました。チーズは北新地のワインバーMARCHEでもお楽しみいただけます。本町のMARCHEはブランジェリーも併設。行列もできるパン屋さんです。チーズと一緒に食べたい焼きたてパンが買えます。



 ● 岡山 ● 
フロマジュリーピノさんのアイデアで、市内でも三代続く有名な「天麩羅たかはし」さんでめずらしい日本酒とフランスチーズのマリアージュの会が開かれました。ご主人の高橋さんは利き酒しでもあります。フランスのチーズと日本のお酒?どこまで合うの?と言っていたフランス人二人も目からウロコ!!
4種類のお酒に4種類のチーズ。中でも圧巻のマリアージュは「不老泉」(野性酵母で無濾過の山廃仕込み生原酒)とブルー・ド・ラクイユ。
その他、地元岡山の蔵「大正の鶴」特別純米酒2006とオッソー・イラティも
お酒の余韻が軽やかに変化してとてもエキサイティングでした。お酒はワインやチーズ、パンと同じ発酵によって生まれるもの。国境を越え、テロワールを越えた驚きのマリアージュでした。ピノさんではチーズを使ったケーキの他に店内で焼きたてのガレット(そば粉のクレープ)などをお昼からワインといっしょに楽しめます。


● 京都 ● 

「え、ここがフレンチレストラン?」

と驚いてしまう佇まいの「ル・サルモン・ドール」は白川の橋の隣、辰巳神社の辻向かいにあります。
ロティスリーとプランチャ(鉄板)を備えたオープンキッチンを囲むカウンターで本格的なフレンチとすばらしいブルゴーニュが中心のフランスワイン、ドゥラモットとサロンのシャンパンが楽しめるレストラン&ワインサロンです。
プイィ・フュイッセ2004にはまっ白でほっくりとナッティな味わいのクロタン・ド・シャヴィニョルを合わせました。名門ルモワスネのブルゴーニュ白posange1999にはエポワス、長い余韻がさらに長く楽しめるマリアージュです。シャンパンDELAMOTTEの酸味や軽やかな泡沫にはトリプルクリームのリッチなチーズ、ブリアサヴァランがふんわりと合いました。


● 東京 ● 

恵比寿「リューファバー」にて今年で二回目の「チーズとワインの夕べ」開催。
折から台風ですごい風と雨の中、うれしいことに20名以上の皆様がご来場くださいました。リューファバーは日仏文化会館の交差点の角にある3階建てのカフェです(黄色いネオンが目印)。くつろいだ雰囲気の中で、自家製の本格的なパティスリーやお料理、ワインとチーズがいつでも楽しめるおしゃれなお店です。6つのワインに6つのチーズ、そしてプチトマトやフレッシュな葡萄、りんご、洋梨、くるみ、フランスから持参したカリンのジュレなどを添えて味と食感のハーモニーを楽しみました。ルギャンと呼ばれる秋のミルクで作られた山羊のチーズ、サントモールは同じ故郷ロワールのサンセール2005(ソーヴィニヨン)と合わせれると、青草を思わせる爽やかさとミルキーなコクが口いっぱいにひろがります。会が終わった頃には台風も過ぎ去り、皆様幸せいっぱいな気分で帰路につかれました。