2007年11月15日

Diamant Rouge à Miyazaki


11月13日 宮崎にて

6月から数えて今回で2回目になる宮崎観光ホテルメインダイニング
Diamant Rouge(ディアマン・ルージュ)の料理フェア、
東京四ッ谷三丁目のフレンチレストラン「スクレサレ」のオーナーシェフ、中西貞人氏と共に宮崎に入りました。
朝は6℃というものの日中は20℃まで気温が上がり、太陽はさんさんと輝き宮崎のシンボルでもあるパームツリーも生き生きと風になびいています。この時期の宮崎はダンロップフェニックスゴルフオープン、リコーカップとスポーツイベントが目白押し。折から「ディアマン・ルージュ」がある宮崎観光ホテルにも星野ジャパンがキャンプのために滞在中でした。
冬も好天が続き、海の幸、山の幸、そして美味しい空気がいっぱいの宮崎はアスリートにとっては格好の練習地なのですね。

中西シェフがこのフェアのためにスタッフといっしょに練り上げた自信のメニューは秋の色が満載、そして食材の味を存分に生かしたお料理ばかりです。アミューズの「なめこのフラン、パルメザン風味」から、椎茸とリー・ド・ヴォーの温かいお魚のテリーヌにトリュフの香りのソースなど、いろんなキノコをふんだんに使い、メインにはフランス産のピジョン(鳩)のローストに甘みを残した旬の蕪を添えて、

デザートにはほっくりとした甘みの栗のプリンとしっかりオーブンでキャラメリゼしたタルトタタンにシードルのソルベというすてきな取り合わせでした。

中でもお客さまが絶賛されたのが、「ブイヤベース≪宮崎≫」。南郷の港に上がった30種類の魚介を贅沢に使った本格的なブイヤベースはとにかく、濃い味!おもわず地中海へダイブしたくなるような本物のブイヤベース。(中西シェフはコートダジュールの名店で長年修業されてました。)しかししばらくすると不思議なことに地中海の向こうに日本の漁村の風景が思い浮かびます。それは懐かしい磯の味…。地元宮崎のお客さまは初めていただく本格的ブイヤベースに、日南の漁師が作る蟹の味噌汁を思い出すとびっくりしてらっしゃいました。美味しいものはどこでも美味しい、世界共通なのですね。
前菜には他に鴨のフォワグラスモークのクミン風味に鶏のマリネのサラダ仕立てもあり、そしてシャンパンと赤白ロゼのワインをそれぞれお料理に合わせて(これで1万円はお得です!)、お客さまはひとりひとりすてきなお時間を過ごされたようです。次回は3月くらいの開催を予定しています。宮崎の食材は本当にまだ知り尽くせないほどいろいろありますのでこれからが楽しみです。