「新しい本が出たよ」
とメールが届いたのは昨年の晩秋だった気がします。
そのあとフランスの雑誌でも表紙を拝見していたのですが、
これほど大きな本とは。。
パリでティエリーマルクスと再会しました。
全ページカラー、500のレシピーを網羅した最新本を頂戴しました。
その名もeasy marx。
常に斬新な料理を開発することで知られるシェフのレシピー本は、
意外にも「料理が好きなすべての人」に向けて書かれたもの。
お皿のイメージにひっぱられてほしくないと、
料理の盛りつけに皿は使わず、ぐるりと線で料理を囲んだ写真がユニークで、
見ているだけで楽しくなります。
そして表紙は冷蔵庫の扉をイメージして白一色、
なんと洗える素材なのだそうです。
ふっくらとした表紙の手触りが気持ちよく、
シェフの寛容さがにじみ出ています。
持ち帰るのはかなり重たいですが、
フランスへ行かれる皆さん、
一度本屋さんで手にとってみてください。